フォルクスワーゲン 試乗記

【VWティグアン試乗】先進装備を詰め込んだ都市型SUVの真価はいかに!?

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今回は初のフォルクスワーゲン。注目のコンパクトSUV「ティグアン」に試乗しました!

試乗車はR-Line。ティグアンのトップグレードモデルで、BMWで言うところのMスポーツ的な位置付けのグレードです。

先進装備の充実を謳う新型ティグアンですが、その実力はいかに!!

早速外観からチェックしていきましょう。

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フォルクスワーゲン、ティグアンR-Lineに試乗!

エクステリア

まずは外観から。

R-Lineに標準装備の19インチホイール、専用バンパー、ボディ同色のサイドシルと合わせて、「オンロードSUV」の印象が全面に押し出されていますね。Highlineだともう少しSUVチックですが、R-Lineは俄然都会派の匂いがします。

最近のVWのデザイントレンドである水平基調のグリルと合わせてなかなか迫力のあるスタイリング。試乗車のカラーは「ディープブラックパールエフェクト」、要は黒ですね。

リアも直線的な面構成がパキパキっと印象的な、派手さはないけどしっかりカッコイイ。そんなスタイリングです。ドイツ車らしく質実剛健、有機的なフォルムが特徴的なメルセデスなんかとは一線を画して、同グループのaudiに近いデザインですね。こういうパキパキっとした面構成の方が「ドイツ車っぽい」印象があって好きです。

先代のティグアンはSUVらしいスタイリングでしたが、二代目は全高が35mm低く、全幅が5mm少なく、全長が70mm伸びています。先代より低く長くなったのが現行ティグアン。よって、より都会的な印象が漂い、SUVと言うより「ワゴン」の趣の方が強いかもしれません。

サイドビューを観ても若干ずんぐりむっくりと言うか・・同プラットフォームを使うAudi Q3のようなシルエットですね。写真で見るより実物の方がずんぐりむっくり感が強いです。

フロントの直線的なグリルは迫力満点。R-Line専用デザインのバンパーと相まって威圧的!しかも色が黒となると、だいぶヤンチャな印象です。

しかし、近くで見ると迫力満点なこの顔も、少し離れて見ればそのキュートな体格と愛嬌のあるプロポーションのお陰でだいぶ和らいだ印象を醸し出すのが不思議な所↓

白やブルーだったらもっと可愛く見えそうな気がします。全体的に「フォルクスワーゲンらしい」堅さとポップさを合わせもったスタイリングです。

インテリア

続いてインテリア。

こちらも「らしさ」が漂う洗練された印象。過度な装飾や演出は無いものの、必要にして充分なミニマムな構成です。

エクステリアと合わせてこちらも水平、直線基調のいい意味で無機質なデザイン。シートはレザー(っぽい)とファブリックのコンビネーション。とてもフラットな造りで、硬めでコシのある座り心地。同乗者には快適かもしれないけど、しかし運転してみるとホールド性が低く、コーナーをタイトに曲がれば体が左右にずれる。せっかくのR-Lineなんだからもうちょっと気を使ってくれたら有り難いのに。。そんな感想。

と、もう一点。シートは手動調整だったけど前後・高低・背もたれ角度の調整のみ。座面角を傾けて沈み込むようなポジションが個人的には快適で好みなだけに、この調整が出来ないのは残念だった。そして背もたれ調整が大きなダイヤル式なのには驚き。フォルクスワーゲンに共通する仕様なのかもしれないけど、大きく倒してちょっと仮眠したい時なんかはえらく大変そう。。

「ザ・高級感!」というデザインではないものの、しかし「品」を感じさせる落ち着きがありますね。過度な装飾や演出を施さない事で逆に質の高さを感じさせるような、「ジャーマンデザイン」の印象がそのまま投影されたようなインテリアです。

こう見えて実は収納もいっぱい。センターコンソールはもちろん、左右ドアポケット、ダッシュボード上、天井(サングラス入れ?がたくさん)、そしてなんと前席シート下にも収納が隠されていた!

そして後席にはご覧のように↓簡易テーブルとテーブルから引き出すドリンクホルダーも完備。テーブルは角度を付けて固定出来るようにもなっていて、例えばiPadを立てかけて動画視聴する時なんかは重宝しそうだった。これらを見てもわかるようにインテリアのユーティリティにはかなり配慮されている印象。ターゲットはファミリー層?家族で移動するには快適だろうな、と感じた。

広さは充分。身長180㎝の自分が快適なドライビングポジションを取った上で、後席はこの余裕である。さすが最新のFFパッケージ。居住性は抜群。

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