アルファロメオ 試乗記

【Alfa Romeoステルヴィオ試乗】残念!もっと走れるSUVかと思ったよ!

更新日:

期待はずれ。

と言ったら少々大げさか。「まるでスポーツセダンのような」とか「究極のハンドリングSUV」と言った謳い文句に期待値を上げすぎたのか、試乗した率直な感想は

うーん。思ったより普通にSUVだな。

背の高いSUVを運転しているとは到底思えない俊敏なハンドリングと安定した走りをイメージしていただけに、少々拍子抜け。

あらゆる試乗記事を見ても、「驚愕のハンドリング」とか「SUVを再発明した」等々、称賛の言葉が並ぶだけにそれはもう期待値MAXで試乗に向かった訳です。

結論から言えばBMWの勝ち。BMWと張り合う程の「ドライバーズカー」を作って欲しかった。

そんな願いも込めて今回は少々辛めのステルヴィオ試乗記事。

 SPONSORED LINK

Alfa Romeoステルヴィオ試乗!

そのハンドリング、気になるところ

カラーは「アルファ・ホワイト」、メタリックではないソリッドカラー。

運転して楽しいクルマ、ドライバーズカーを標榜するメーカーは数あれど、同価格帯ならばやはりBMWがひとつ抜きん出ている印象があって、その開発思想は図体の大きいSUVになってもしっかりと健在だった。

過去、BMW X1、X2、X3とコンパクト〜ミディアムクラスのSUVに試乗したけれど、どれもこれも「SUVになのにこんなに走れるのか!」と素直に感激したのは記憶に新しい。

そこに来て同じくドライバーズカーを標榜するイタリアの雄、アルファロメオがSUVを作ったと言うではないか。否が応でも高まる期待。開発思想もまさしく「走れるSUV」でBMWの恰好の対抗馬が出てきたと心踊らせた。

そのステルヴィオにようやく試乗する機会を得て、さあいざ!と意気込んだところで感じた違和感。

・・・あれ、なんか普通。

そう、乗っていてしっかりと「SUVである」ことを感じさせてしまう身のこなしだった。例えば、CX-5、あるいはボルボXC60等も同じく「SUVである」ことを主張する乗り心地。要はゆっさゆっさして、車体の高さをしっかりと感じられる出来ばえである。が、これはこれで快適に移動するクルマとしてのSUVであればおおいに結構で、事実CX-5もXC60もそうした趣向のクルマである。

対してステルヴィオは真反対に位置するようなクルマなはずで、ワインディングを俊敏に気持ちよく駆け抜けるSUVらしからぬクルマとして開発されたはずである。

だからこそ大いに期待した訳だが・・・結果的には悪い意味での「SUV感」がしっかりと存在する乗り心地とハンドリングだった。

重心の高さを感じさせる

ステルヴィオの全高は1,680mm。対してBMW X3は1,675mmとほぼ同格の高さでありながら、X3はその高さをまるで感じさせずドシッと重心低く安定感は抜群だった。

そんな感触を想像しただけに、ステルヴィオのなんとも腰高な感じにはびっくり。いや、決して悪いクルマではない。いいところもたくさん。でもちゃんとロールを感じるし、どこかフワフワした感覚があってコーナーを攻めるには心もとない。スピードに乗って攻めていくのが少々怖い。そんなクルマだとは全く思ってないから現実とのギャップが余計にデカイ。

右に左に切り返すタイトなワインディングを走ると一目瞭然で、どうも上体が揺さぶられる感覚というか、座りが悪いというか、安定感に欠ける動き。

ステルヴィオが誇るクイックなステアリング(ギアレシオ12:1)は随所に感じることができる。それは単純に交差点を曲がるときから明らかで、極低速にも関わらず「キュッ」というか「クイッ」というか、ものすごくクイックに向きを変える。その瞬間には思わず「おおぉ!」と声がでたが、これがワインディングで生かされるかと言うと話は別で、クイックなステアリングに車体がついてきてないような、一瞬間が空くような感覚。

少し遅れて外側のタイヤに荷重してロールを伴って曲がるような感触で、ダイレクトでクイックな感じとは違う。どことなく気持ち悪い。

考えすぎか?

いやしかし、BMWのSUVで感じる「よく曲がるなあ!」という感触に乏しいのはどうしたことか。

剛性感に乏しい

スポーツステアリング然としながら実はかなり径が細い。

ボディの問題なのか、はたまた意外に細いステアリングがそう感じさせるのか、全体的に華奢な印象をもった。前後共に20インチ、255の幅広タイヤを履きながらもドシッとした重厚感に乏しく、剛性感が少ない印象。線の細いというか少し頼りない様な感触。もう少ししっかり路面を捉えている感じを求めたくなってしまったのは好みの問題なのか。

それに輪をかけて内装の緻密さ、と言うべきか、組み付け精度は若干甘いようで、荷重をかけてコーナーを曲がるたびにどこかしこから「ミシミシ・・」というきしみ音が聞こえてくるのは残念。数万キロ走った車体ならともかく、まだ新車に近い車体なのでなおさら気になってしまった。

他にも例えばインフォテイメントシステムのスイッチひとつとってもどことなく頼りなさげ、安っぽい感触があって、ステアリングの細さと相まって全体的にチープな印象を拭えなかった。

リアルウッドトリムの質感は良いが・・

内装自体は一見かなり手が込んでいて、レッドレザーはインパクト大、リアルウッドトリムの質感はいいのだが、「クオリティ」という面でどことなく頼りない部分がちらほら垣間見えるような。そんな印象。

 SPONSORED LINK

次のページへ >

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

-アルファロメオ, 試乗記

Copyright© カーモット! , 2019 All Rights Reserved.