マツダ 試乗記

【マツダ 3試乗】すんごくイイ!コスパ高し!素晴らしいクルマ!

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いや・・ちょっとこれは・・・

すんごくイイ。

正直ビックリしました。

メディアで高評価連発のマツダ3でしたが、実際の所どうなんだと。本当にそんなイイのかと。

「欧州コンパクトと真っ向勝負」だなんて、そりゃ褒めすぎなんじゃないかと。

ならばいっちょお手並み拝見、てな具合にアクセラ改め、MAZDA 3に試乗したところ予想外の出来栄えに完全にやられました。

いや、これは本当に欧州コンパクトと張り合えるレベル。

普段、BMW 1シリーズディーゼルの118d Mスポーツに乗ってる身としては、

我が愛車118dと本当に張り合えるわけ??

なんて半信半疑だった訳ですが、これ完全に競合車ですね。ガチのライバル。同じ土俵に立ってます。

いやはや、このクルマめっちゃいいですよ。

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ビックリ!試乗で見えたマツダ3の素晴らしい走り。

乗り心地

まずはひとくち目。マツダ3をお借りしたディーラーを出て道路に出た瞬間に感じたその味。

最初の10mでハッキリとわかるのがその上質な走り心地。

うわっ・・これ・・イイ。

エクステリア・インテリアの質感が高いのはもちろんなんですが、走りの質感、とでも言いますか、クルマが動いている時の感触がものすごく上質。

ボディはしっかり・ガッチリしていながらもどこかしなやかな身のこなし。足回りは「硬」と「剛」を感じる中にもちゃんと「柔」が存在していて、乗り心地も上等。

かと言って、ハンドリングをスポイルするような柔らかさではない硬質な柔らかさで絶妙のバランス。

そしてワンランク上のクルマを思わせる静粛性の高さ。

それらが合わさって、なんだかとっっても高級な感じ。隅々まで綿密にセッティングされた「イイもの感」の塊。

感触としては我がBMW 118dに並ぶかむしろ追い越したか、という位の質感で300万を切るプライスタグを掲げるクルマとは到底思えない仕上がりでした。

ハンドリング

タイヤはブリジストン「TURANZA」サイズは4輪とも215/45R18。

国道を数百メートル進んだだけで、まざまざとそのポテンシャルを見せつけられる結果になりましたが、これがワインディングに入ってもなんとも気持ちいい走りをするんですよね。

何というか、ドライバーの意図、感覚と見事にマッチした挙動というか・・

ハンドルを切って「これくらい曲がるかな、これくらい曲がって欲しいな」という意識と、実際のクルマの挙動が見事にドンピシャでマッチするような感覚?と言うんでしょうか。

曲がり過ぎるでも、曲がらないでもない、ちょうどいい塩梅の曲がり方。だから、切り増したり切り戻したりする動作がない。

結果、とても気持ちいい。

特別クイックなハンドリングという訳ではないんだけども、意識とクルマの挙動が見事にマッチするから運転がとても楽しい。

トルクベクタリングの効果なのか、四輪がしっかりと路面を捉えている感触は絶大で、ハイスピードで駆け抜けてもグリップが破綻するような素振りは全くなく、見事に吸い付いているような感触。

え、これFRの4WD??

と見紛う程の安定感だし、とてもFFとは思えない旋回性。

いや〜恐れ入りました!

エンジン

試乗車はSKYACTIV-G、2.0L直列4気筒エンジン搭載。

ただし、エンジン。

試乗車は2.0Lのガソリンを積む、SKYACTIV-G。

下には1.5Lエンジンもあるガソリンエンジンの上位グレードだった訳ですが、印象としては

結構フツー。

トルクのピークが4,000回転で発揮される特性だからか、低域のトルク感はハッキリと薄く、2,500回転そこらじゃベタ踏みでも全くパワーを感じられない。

3,500回転あたりからようやく目を覚まし始めるから、ワインディングを楽しむならばマニュアルモードで常に3速、場合によっては2速でブンブンにエンジンを回していないと物足りなくなってしまう。

この辺り、下の1.5Lエンジンの方が3,500回転で最大トルクだからもう少し扱いやすいかもしれないと感じました。

思った通りにクルマは曲がるのだけども、思った通りにパワーは出ないのが何とももどかしい。。

そしてエンジン音。

マツダ3の静粛性は極めて高く、ワンランク上の車格を思わせるレベル。フロアマットに遮音性の高い肉厚なものまで採用するほど、徹底して遮音にはこだわっている。

だから、これは「敢えて」そうしているのだと思うのだけれど、どうもエンジン音を積極的に室内に入れているような気配。

「EVじゃねーぞ!エンジンだぞ!!」とでも言わんばかりにエンジン音は主張していて、静粛性が高いだけに尚更目立つのだが、、その音質はあまり良くない感じ。

ブィィィーーン!!

と、タービンチックな、もしかすると多少味付け?をしているのかもしれない音が2,000回転を超えてくると室内に響いてくるのはどうも慣れなかった。

と言う訳で、エンジン的には下の1.5Lガソリンや、ディーゼル、はたまた今後登場する夢のSKYACTIV-Xの感触も大いに気になる結果となりました。

エクステリア

マツダお馴染みのソウルレッドプレミアムメタリック。

そしてエクステリア。アクセラ改め「MAZDA 3」として大幅なスタイルチェンジを施して登場した国産コンパクトハッチですが、2017年の東京モーターショーでは「魁コンセプト」としてそのスタイリングがすでに示されていました。

2017東京モーターショーにて。

MAZDA 魁コンセプト。

当時の印象はあくまでもショーありきのコンセプトカー、という印象でしたが、蓋を開けてみればどうでしょう。もうほぼそのまんま市販化したような感じですね。

艶っぽさ、色っぽさそのままに特徴的なCピラー周辺の造形やグリルデザイン、全体のシルエット等々、ほぼコンセプトカー通り登場したことがわかります。

フロントの意匠もほぼそのまんまですね。

キャビンを若干絞っているおかげで、意外とワイドに感じる佇まいです。

そしてなんといってもこのサイドビューですよね。キャラクターラインをほぼ入れず、曲面の移り変わりだけで造形されています。マツダ塊動デザインは動物のような生命力、迫力をひとつのコンセプトとしているようで、先代アクセラは正に筋肉隆々なサラブレッドを思わせる出で立ちでした。

対してマツダ3は更に進んで、「動物」というよりは「生命力」そのものを取り込んだような思想で、キャラクターラインでクルマを魅せるのではなく、光の移り変わりでその信条を表現しようとしています。

ボディに対してどう光を反射させようか。ということを徹底して考えたようで、どこを見ても艷やか、そして「有機的」にも見える塊として表現されています。

現在の国産車を見渡すと、どれもこれも鉄板の張り合わせをキャラクターラインで誤魔化したような陳腐なデザインで溢れていますが、近年のマツダだけはひとつの「塊」として見えてきますよね。

鉄板であることを感じさせず、フロントからトップ、サイド、リアへと造形がちゃんと繋がっていく。

いや、これ世界を見渡してもそうそう無いデザインなのではないでしょうか。

自然光の下だとまた印象がガラッと変わります。

サイドビューで特徴的なのは曲面で表現された「後ろ下がり」のラインでしょうか。現世代のメルセデス・ベンツもこの後ろ下がりのラインを入れることで全体のエレガントさを強調しようとしています。

マツダ3の場合、FFでありながらもロングノーズかつ後輪が強調されるような造形なだけに、FR車のように見えてきますね。

不思議なことに実際の走りもFRに近いフィーリングだったのは大変興味深い所。

ただ、真横から見ると気にならないんですが、ちょっと角度をつけてみるとCピラーあたりが少し間延びしているような、緻密さに欠けるような気がするのは私だけでしょうか。

もうちょっとだけ、窓の部分を伸ばしたほうがこの辺りにも緊張感が維持できるような気がしますが・・どうでしょう。

しかし、夜のキュラキュラ感はヨダレものですね。昼間の太陽光の下より、照明に照らされる夜間の方が圧倒的に艶を増します。

開発段階ではヨーロッパの街角に持ち込んで、例えばベンツやBMW、シトロエン等々の欧州車の中に紛れたときにどう見えるか。負けずに存在感を示せるか。ということもテストしたようで、その効果は存分に発揮されているように思います。

少なくとも国産車に囲まれると「只者じゃない」オーラをプンプンに感じますね。とても目立ちます。

インテリア

そしてこちらもクラス随一の出来栄えを誇るインテリア。

試乗車はファブリックシートでしたが、それでも充分に雰囲気のある空間。

上級グレードのバーガンディセレクションになるとワインレッドのレザーに覆われ、更に上品な空間になること必至です。

ダッシュボードを横断するこの部分がソフトパッド仕様になっていて、これが適度な弾力でモチモチしたなんとも気持ちいい触り心地。ステッチも施されてレザーっぽい雰囲気を醸し出しています。

エアコンの操作部もスイッチ類やインフォメーションを可能な限りシンプルにしていて、全体の景観を乱していません。

結構、この辺りがゴチャつくクルマってありますからね。マツダはそんな愚は犯しません、と。

ただ、細部を見ていくと特にセンターコンソールのこのピアノブラック調の所がなんだかちょっと安っぽいんですよね。

ピアノブラックって一見ツヤツヤしてキレイなんですが、すぐに指紋やらホコリやらが目立つようになってきます。

センターと、両ドアのウィンドウスイッチ部がこのピアノブラックなんですが、ここも全体に合わせてマットな色調にした方が全体のイメージを損なわず良いような気もします。

ちなみにインフォテイメントシステムはディスプレイが大きくなり、システム自体もブラッシュアップ。

マツダはこのMAZDA 3からが「第7世代」商品群となるらしいですが、CX-5やCX-9等の第6世代のインフォテイメントシステムよりは使い勝手も向上しています。

ただし、システムのモッサリ感というか応答反応速度は相変わらずワンテンポ遅れる感じ。もう少しクイックに動作するようになると最高なんですが・・。

コクピット周辺

ステアリングは一見細く見えるものの、奥行きをもたせて握りやすさを狙っているタイプ。

個人的には単純に太さで握りやすさを求めたタイプの方が運転のダイレクト感があって好みですが、形状も細かく設計されていて操作しやすいステアリングでした。

そして各部スイッチ類の感触というかクリック感もどれもとっても良いですね。ウィンカーのカチカチ音までなんかとっても心地よい。

「ボタンの感触なんてどれも同じだろ!」なんて思うんですが、先日乗ったポルシェ・マカンはどれもこれもハードな感触で、ウィンカーレバーなんていちいち「折れた」ような感触でしたからね。。

こういう部分にもメーカーの考え方の違いって出るんだなぁ

と感心。

このSPORTモードボタンも運転中、手元を見ずとも触りに行ける距離と操作方法がちゃんと考えられていて◎。

なんでしょうね、細か〜い所までちゃんと考えて設計されている感が全体のイメージを大きく向上させている気がします。緻密。精密に作られてる感。

が、コクピット周りで気になったのはシート。

「骨盤を立てて座るシート」と銘打っており、実際に腰のS字を維持するような作りになっているのは確かなんですが、ファブリックシートだったこともあって少〜し柔らかい印象。

もう少し張りが欲しいのと、シート自体のホールド性はさほど高くなくてサイトサポートも弱め。

ということで、直進状態だと問題ないんですが、ワインディングに入ると体が右に左に揺さぶられる事に。

せっかくの「ファストバック」なので、もうちょっとスポーティなシート形状だったら気分も高まるんだけどなぁ。と。

メーターは一見、三連アナログかと思いきや実は真ん中だけデジタル、両サイドはアナログ、という仕様。針のデザインが全く同じなんで最初気づきませんでした。

デジタルなので、時々のインフォメーションを適時表示する仕組みです。

やっぱりメーターはこれくらいのデジタル&アナログ融合がちょうどいいですね。フルデジタルメーターはどうも視認性に劣るような気がします。

ちなみに左右の見切りは写真のようにAピラーとミラーが離れているおかげでとても良いです。

が、後方視界は・・・

案の定、悪いです。

マツダ3価格とラインナップ!

現行のマツダ3ファストバックのラインナップはこちら。

SKYACTIV-G 1.515S2WD2,181,000円
4WD2,413,200円
15S Touring2WD2,273,880円
4WD2,506,080円
SKYACTIV-G 2.020S PROACTIVE2WD2,470,000円
20S PROACTIVE
Touring Selection
2,588,800円
20S L Package2,649,000円
20S Burgundy Selection2,719,200円
SKYACTIV-DXD PROACTIVE2WD2,740,000円
4WD2,972,200円
XD PROACTIVE
Touring Selection
2WD2,858,800円
4WD3,091,000円
XD L Package2WD2,919,000円
4WD3,151,200円
XD Burgundy Selection2WD2,989,200円
4WD3,221,400円
SKYACTIV-XX PROACTIVE2WD3,140,000円
4WD3,372,200円
X PROACTIVE
Touring Selection
2WD3,258,800円
4WD3,491,000円
X L Package2WD3,319,000円
4WD3,551,200円
X Burgundy Selection2WD3,389,200円
4WD3,621,400円

全24パターンと豊富です。

今回の試乗車は赤字で示したSKYAKTIV-G 2.0でした。

細かな装備の違いはありますが、パワートレインは4種で2.0ガソリンには2WDしか用意されず、他の1.5L、ディーゼル、SKYACTIV-Xには4WDも用意されます。

今回のガソリンエンジン2.0Lが少々物足りなかったことを考えると、ディーゼルやXの4WDモデルなんかとても面白いチョイスではないかと思います。

上位グレードは主にインテリアの豪華さでの違いとなってくるので、単純に走りだけを求めるならばPROACTIVEクラスで充分ですね。

試乗車のお値段は約259万円。これはかなりバリューだと感じますが、ディーゼルの4WD PROACTIVEならば297万円、Xの4WD PROACTIVEは337万円と徐々にイイお値段になってきます。

が、想像するにXはかなりスペシャルな出来栄えなのではないかと。

マツダ3のシャシーはかなり良い出来栄えだけに、Xのフィーリングがとても気になります。

欲しいか!?

ずばり、欲しい!

シャシーはピカイチ、内外装の質感も◎

気になったのはエンジンと、あとはブレーキの効きがちょっと甘いくらい。

ものすごく気持ちいい旋回性、ハンドリング。FRのようなステアリングフィール。日本車の安心感。

普段使いも申し分無く、非日常を味合うドライブも求めるならばディーゼルやXも待ち遠しい。

もし、今何かクルマを買え、となれば間違いなくマツダ3が筆頭候補ですね。

となると今後登場してくるCX-30も大いに気になるところで、これは全エンジンバリエーションに是非試乗したい!

実は現実的な話をすると1年以内に嫁車の買い替えを控えており、実は私結構真剣にこのクラスのクルマを選んでいる最中であります。

となると、あとは値引きや下取り額によって大きく実質プライスが変わってきますね。

下取りにおいてはまず、現愛車の市場価格を知っておくのが吉です。

愛車の市場価格を知る

ここで獲得した市場価格を元に、ディーラーで値引きや下取り額の交渉するのも手。

土地柄、4WDは必須なんですが、別にSUVじゃなくてもマツダ3の4WDモデルも大いに有りじゃね!?

と思えた試乗でした。

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