マツダ 試乗記

【新型CX-5試乗】快適性と便利装備の性能はピカイチ!

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新型CX-5の走り・ハンドリング・足回り

エンジン

搭載するエンジンは2.2Lのディーゼルエンジン。

  • 175ps/4,500rpm
  • 42.8kgm/2,000rpm

というスペック。さすがはディーゼルだけあってトルクフルな加速です。特に登り坂では勾配をもろともせず駆け上がる感触は充分快感。平地での加速は必要にして充分だけど、言うほど刺激的ではない。ベタ踏みすると一瞬の間をおいてけたたましいエンジン音を響かせながら加速するものの、「くぅぅぅ!!!!たまらん!!」という程では無い。ディーゼル特有で後半の伸びはやはり無い。ポルシェ・マカンでもあるまいし、まあここはこれくらいで充分でしょう。

乗り心地

タイヤはノーマルで19インチのホイールを履く強気仕様です。 乗り心地は・・・正直いまひとつ。 「よく締まって硬めながらも、上質なサスペンションが硬さを充分にいなし路面に吸い付くように走る」という勝手な、しかもハイレベルなイメージを抱いたのが良くなかったのかもしれません。 SUVだからサスペンションストロークはあるはずだし、19インチから来る乗り心地の悪さはほとんど無いだろうと思っていたらこれが意外とある。やっぱり路面の凹凸をゴツゴツ、とはいかないまでもゴツコツ、くらいには拾う。ガタガタゴリっという程ではないが、カタガタコリッという位には感じる。

じゃあその分19インチのタイヤが路面に吸い付くように走るのかと言われるとそうでもなく。 まだ馴染んでないせいもあるのか、サスペンションが随分ハネるというか活きが良すぎるというか・・路面の細かい起伏にいちいち弾かれるように車体をゆさゆさ揺らしてくる。ひとりで乗っていたからだろうか。と思って試しにふたりで乗ってみると・・・なんかちょっと落ち着くような・・ ってことはもしかしたら大人4人乗って走ったらちょうどよく落ち着いて乗り心地もしっとり上品になるかもしれない。って程ひとり乗りだとハネるハネる・・。 ちなみにシートのホールド性もいまいちで、尚且つちょっと柔らかすぎるから車体が揺れる度に体がずれたり沈み込んだり。こんな調子で峠道を右に左に激しく運転してたらランバーサポートとの相性も悪かったのか腰痛になってしまった。。。

ハンドリング

んー重たい。ステアリング自体は程よい重さだけど、重たい。

車検証を調べてみると前後重量配分はフロント1020kgリア660kgで約61:39というフロントヘビー配分。 その影響なのか、右に左に細かいカーブが連続する峠道ではやっぱり重さを感じる。スイスイという感じはお世辞にもなくて、巨体をユッサユッサ揺らしながらグワグワと曲がっていく感じ。 もちろんロールもする。ぐいっと切り込むと外側にグワッとロールするけど、サスペンションの反発がいいのかカーブを曲がりきる前に姿勢を安定させようとロールが戻って来るからなんだかちぐはぐして気持ちよくカーブが終わらない。 そもそもそういう車じゃないけど、「走り」を売りにするだけにもう少し気持ちよく曲がれるかと思ってた。

いや、でもこの走りに対するネガティブな感想は先々週に試乗したBMW 1シリーズの素晴らしいハンドリングを体が覚えてしまったのが原因です↓

【BMW 118d Mスポーツ試乗】最後のFRコンパクトの超絶ハンドリングに酔いしれる。

FRコンパクトとFFベース4WDのSUVをそもそも比較するのがおかしいし、全く別ジャンルの車。がしかしBMWの前後50:50の優れた重量バランスによる並外れたハンドリングを体験してしまったお陰で、ハンドリングに対するベンチマークが相当高いところにいってしまったのは事実。 てな訳で、ついBMWのハンドリングと比較してしまって。。。

攻めの走り(!)

そんな印象だから攻め気味にスピードを上げて細かいカーブに入るのは気が引けるし、なんだか怖さも感じるの遠慮してしまったけど、せっかくなのでちょっと試してみる・・・・ と、、これが意外といいではないか!

中途半端な速度で走ろうとすると、ロールの戻りとカーブの終わりが合わずにちぐはぐするけど、かなり攻め気味に入ってロールが戻る余地の無いくらいねじ伏せながらカーブをこなすと意外。リズムが合ってきた!ここまでGを掛けると腰砕けになるかな、と思いきやそこは優れた電子制御と19インチのタイヤに助けられて寸分もタイヤがズレずに踏ん張ってついてくる。 緩い登り勾配で細かいカーブが連続する山道だったけど、ある一定の速度域を超えるとSUVとは思えぬグリップとハンドリングを見せた。

「おおっ!やるではないか!」という意外な運動能力をみせた。 その代わり車内は右に左に激しく揺れ、その度に体も激しく揺さぶられたから、半ばシートにしがみつくように運転。同乗者がいればたちまち大クレームの最悪の乗り心地だっただろう。腰も痛くなったし・・・。レザーシートならいくらかましなのだろうか。

G-ベクタリングコントロールすごい!!

噂のG-ベクタリングコントロール(以下GVC)の効果を体感しようとあれこれ試してみて、恐らくその効果が最も出ていた(比較できないからわからないけど・・)のが直進時。

例えばきれいに舗装された高速道路を80km〜100kmくらいで直進巡航した時の「まっすぐ走る感」はちょっと体験したコトが無い。たいていの車はまっすぐ走ろうとしても細かいステアリング修正を伴うはずだけど、CX-5はその修正が極めて少ない。勝手にずいーーーっとまっすぐ走る。これがGVCの効果なのか。気持ちいい! そしてインターチェンジやジャンクションの大きく緩いカーブでの走行も、たぶんGVCの効果であろう、スイーーーっと挙動変化なくきれいに曲がれた。一般道でもRの大きいゆる〜いカーブの曲がり具合はなんだか不思議なくらいスムーズ。快適。 てなわけで高速道路を長距離走るシチュエーションなんかには持って来いの車かもしれない。全車速追従型のクルーズコントロールと合わせればかなり楽に運転できる。

クルーズコントロール全車速追従機能付き

現在では特に目新しい機能でもないけど、これほんと便利。先行車がいればその動きに合わせて減速加速しながら、追従走行していく。全車速、つまり0kmから使えるから渋滞時に止まったり動いたりしてもそのまま追従してくれる。もちろん一般道でも使用可だから試しに通勤中まるまるクルーズコントロールで走行してみたけど、混雑した1車線のノロノロ地帯もストレス無く通過。 うーむこれは是非欲しい。

そしてその設定内容等はフロントガラスに照射される「アクティブドライビングディスプレイ」にも表示。これがなかなか面白くてまるで道路に書かれてるかのような焦点感覚と自然さ。

燃費

2日間の試乗でかれこれ300kmも走ってしまって、尚且つ本来ガソリン満タンで返すべき所、うっかりそのままディーラーに戻してしまった。。「全然だいじょうぶっすよ!!!」って言ってくれたけどホントごめんなさい。でもめっちゃ楽しかった。

で、燃費はメーター表示で12.0kmでした。 山道を上り下りして峠を攻めたり高速道路をかっ飛ばしたり、アクセルも激しくベタ踏みして「燃費などクソ食らえ」走行して12.0kmだからまあ良い方だろうか。とは言えディーゼルだしもうちょっと良いかな?と思っていた。でもまあ燃費走行に勤しめば15kmくらいは走るだろうか。

欲しい?買いか?

僕の個人的な結論から言わせてもらうと、 「買わない。」

ただ、それは求めるものが違うからであって、車自体が悪い、というコトでは無い。 がっしりとした殻に守られるような高剛性のボディも良かったし、数々の先進機能はそれだけで車自体の魅力を一段上げる位使いやすく便利。高級車に乗っているような静粛性も素晴らしいし、高速道路の安定感はすごい。SUVにしては良く走るしディーゼルのトルク感もいい。 が、やっぱりハンドリングにこだわる車に乗りたいかな。というのが率直な感想。CX-5は運転の快適さはかなり高いレベルにある。攻めた走りをしようなんて思わない、必要ない。となれば、この上なく快適で大きな船でクルージングしてるような安心感がある。が、「運転の楽しさ」を存分に味わいたい!という自分のような輩にはやっぱり少しもの足りない。 試乗が終わって愛車のレガシィに納まって走ると「あーやっぱこれ好き」と素直に感じてしまった。色々ガタはきてるけど、どっしり低く構えた硬めの乗り心地。カーブを曲がっても体が揺すられない接地感。やっぱSUVだからしょうがないけどロールが気になったのかな。その点は車高が低い車が有利だし、クイックイッと曲がる車にどうやら乗りたいらしい。

走れるSUVとして国産車で最も気になった車、マツダCX-5。試乗完了!

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