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BMW 試乗記

【BMW 118d Mスポーツ試乗】24時間モニターで堪能した駆け抜ける歓び!

更新日:

2日間の休日を利用して、兼ねてより気になっていたBMW 1シリーズ、118d Mスポーツを24時間モニター試乗しました。

 

その詳細&インプレッションを早速UP!!

結論から言うと・・全く素晴らしいクルマですハイ。こんなに楽しいクルマが世の中にあるのか!!というくらい運転が楽しくてしゃあない。「駆け抜ける歓び」を存分に堪能しました。

BMW 1シリーズ118d M-SPORTを24時間モニター試乗!

以前「CX-5」と「BMW X1」の試乗比較記事でも少し書きましたが、このBMW 1シリーズは初代モデルからずーっと気になっているクルマ。

新型CX-5とBMW X1を試乗比較したらマツダが好きになった話。

当時1シリーズを買うか、レガシィを買うか散々迷った憶えがあります。生活上、雪道走行を無視することが出来ず結局4WDのレガシィに落ち着いた経緯があります。当の1シリーズはフルモデルチェンジとフェイスリフトを経て現在2世代目の後期型となっています。

2世代目となっても基本コンセプトも全体のプロポーションも変わらずディテールがブラッシュアップされてより洗練された格好良さを手に入れています。

今も変わらずこのクルマのプロポーション、スタイリングはどストライク!

秀逸なプロポーション

このサイドビューを見てくださいよ↓

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FR故のロングノーズ、ショートキャビン。

走るぜ!という意気込みがビシビシと伝わってきます。走りを前面に押し出したいわゆるスポーツカーってやつはFRが多いですから、同様にロングノーズです。それ故に「ロングノーズ=走れるクルマ」と感じるのか、重心を後ろに構えたようなスタイルが「速そう」なイメージを喚起させるのかは分かりませんが、とにかくこのロングノーズスタイルが「走る」姿を更にカッコよく見せる気がします。

前輪駆動のFFだと横長のエンジンをそのまま横置きするんですよね。そうするとエンジンが収まるノーズを短く出来るからキャビンをその分広く取れる=居住性が増す訳ですが、後輪駆動のFRはそのエンジンを縦に置く必要があります。そうなると必然的にボンネットが長くなり、ご覧のようなプロポーションになる訳です。

重量バランスが良いFR

FF=フロントエンジン・フロント駆動
FR=フロントエンジン・リア駆動
現代で最も一般的なのはFFです。エンジンが前方ボンネットにあり、エンジンを横置きして前輪を駆動して走る。横置きする分エンジンルームをコンパクトに出来、キャビンを広く出来ます。車軸を後方まで通す必要がないから床面をフラットに出来、居住性が向上しますがその分フロントが重たくなるので重量バランスは崩れます。
一方のFRはフロントにエンジンを配しながら後輪を駆動させることでフロント偏重を脱し、前後の重量バランスに好影響をもたらします。が、エンジンを縦置きする必要があるためエンジンルームが長くなりその分キャビンスペースが減ります。車軸を後輪まで通すので床面中央はセンタートンネルでしっかりと盛り上がります。

エンジンを見てみましょう。

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お美しい。。ツインターボのディーゼルエンジン。そう、118dの「d」はディーゼルのdです。最近のBMWはどのクラスにもディーゼルエンジンをラインナップしていますが1シリーズにもようやくの登場です。ディーゼルエンジンは馬力こそガソリンエンジンより落ちますが、トルク=加速力が大きい。最初の踏み出しの一歩がグイっと力強くなるんですね〜。なので、トラックや大型車等、比較的重い車体に昔から使われていますね。「ガラガラガラ・・」というエンジン音が特徴です。

ちなみにその気になるガラガラ音、走り出してしまえば気にならないんですがアイドリング時はしっかり聞こえて来ます。新型CX-5はあまりの静粛性の高さで窓を開けないと聞こえませんでしたが、118dはしっかりとディーゼルであることを伝えてきます。

話は戻ってFRの縦置きエンジン。わかりますかね、エンジンが縦に設置されています。その証拠にエンジンの両脇には不自然なすき間が↓

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傘くらいなら突っ込めそうな程ガラっと空いてますね〜。これぞFRユニット。エンジンを縦に置いてそこから太い車軸を後輪まで通して稼働させるんですね。居住性的には、おかげでキャビンが短く狭くなるし、太い車軸を通すお陰でセンタートンネルは盛り上がって後部座席の真ん中なんてとっても居心地悪そう。↓

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最後のFRハッチバック

でもあくまでクルマは「走る」為のものですから、そこを一番に考えればFRが最適。後輪を駆動させて押し出すように走り、操舵は前輪が担当する。とした方が力のモーメント的にも適切なんだとか。そういや自転車もバイクも後輪駆動ですもんね。「走り」を売りにしたクルマは大抵が後輪駆動だし。そりゃとにかくキャビンの広さだ、収納だ、居心地だと居住性を優先させればFFにすべきなんでしょうが、走りの質を優先すれば間違いなくFRです。

で、この車格クラスは一般的にCセグメントと言われますが、

  • メルセデス Aクラス
  • VW ゴルフ
  • VOLVO V40
  • マツダ アクセラ
  • スバル インプレッサ

などなど、いわゆるコンパクトハッチバックは各メーカーのエントリーモデルがズラッとひしめいています。でもこのクラスで後輪駆動で動くのはBMW 1シリーズだけ。他はみーんな前輪駆動です。その1シリーズですら「次期モデルはFF化」と言われ続けており、現に兄弟車の2シリーズはモデルチェンジでFF化されましたし、SUVタイプのX1も最近のモデルチェンジでFFベースの4WD化されました。つまり「最後のFRコンパクトハッチ」なんです。絶滅危惧種もいいところ、ワシントン条約適用のレッドリスト車なんです。

エクステリア

フロントデザイン

ではエクステリアをじっくり見てみましょう。試乗車は118dの最上級グレードであるMスポーツ。専用のエアロ外装とでも言いますか、特徴的なのはこの↓フロントマスク

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下唇を開いたようなエアロデザイン。

2代目前期型はどことなく頼りなさげで垂れ目がちなヘッドライトでしたが、後期型になってキリッと自信に満ちた目になりましたね。フロントマスクはかなりカッコよくなったと思います。特にMスポーツ専用のエアロデザインは攻撃的な印象でとてもイイですね!いかにも速そうな顔。

余談ですが、この顔のお陰なのかやたら道を譲ってくれる先行車が多かったです。いや、煽ったり全然してないですよ。ちゃんと車間取って走っててもハザードたいて譲ってくれる事がかなりありました。もしかして怖い・・のか?

ところで、どうでもいい話ですがこのボンネットの境目というか、ラインの位置はどうも気になります。↓

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最近のクルマってなぜかこの位置からボンネットが開くようになってますよね。おかげで不自然な位置にラインが入ってしまう。もうちょっと下げてキドニーグリル上端あたりから開閉するようにした方がよっぽど見栄えが良いと思うんだが・・。それともギドニーグリルに干渉したくないから敢えてこうしてるのか・・。

リアデザイン

対してリア↓

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こちらもMスポーツ専用の樹脂パーツが付いてます。前期型はポチッと控えめなブレーキランプデザインでしたが、後期型になって横長に大きくなりました。

正直このリアデザインはいまいち。

BMWを代表する上位モデル、3シリーズや5シリーズと同じデザインアイコンを。という主旨なんでしょうが、1シリーズの車格、大きさにはいまいち合ってない気がします。取ってつけたような、、唐突な印象です。前期型の方が1シリーズのコンパクトさ、軽快さにマッチしていた気がします。この樹脂パーツの形状もねぇ。なんだかそこだけ強調されてマッチしないんだよね〜。X1のMスポーツよりはマシだけど。。

タイヤ&ホイール

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118d、Mスポーツ以外のモデルは前後同サイズの16インチタイヤが標準装備ですが、このMスポーツには標準で17インチのタイヤが装着。しかも前225/45R17、リア245/40R17で前後別サイズの設定!しかもノーマルでブリジストンPOTENZA S001のランフラットタイヤです。定価で1本4万円はする代物。そりゃグリップが良いわけだ〜。

ホイールもMスポーツ専用のアロイホイールです。

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「M」マークもポチリ。さらにオプションで18インチが選べるようですが、乗り心地的に17インチで充分かと。グリップも申し分無かったし、18インチだとさすがに硬さばかりが目立ちそうです。見た目はカッコよくなりそうだけどね。

インテリア

コックピット

BMWの内装はよく「チープ」と言われるようですが、ディーラー展示車を覗いてみると少なくとも5シリーズや7シリーズ等の上位モデルにはそうしたチープ感は全くありませんでした。(当たり前ですが・・・)しかし、エントリーモデルの1・2・3シリーズあたりはどうしても「プラスチッキー」と言うか、、安っぽい印象は拭えませんでした。

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何が悪い。って訳じゃないんですが、全体の印象として「高級感」が漂いにくい、とでも言いますか・・

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良く言えばカジュアルな、悪く言えば安っぽい印象を抱くインテリアです。前に試乗した新型CX-5のインテリアが恐ろしく良く出来ていて「この値段でここまでの高級感!!」という出来栄だっただけに、CX-5の最上級グレードより値が張る分、物足りなく感じてしまいます。がしかし、BMW全体のラインナップで言えば1シリーズなんて超エントリーモデルな訳ですから仕方ない気もします。

運転席自体の操作性は特に問題なし。

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必要なものが手の届く距離に配置されていて迷うことは無い。Mスポーツ仕様のちょっと太めのステアリングも◎。肌触りもしっとりすべすべでとっても気持ちいい。

視界

ただ気になったのは視界。

118dMスポーツでさえも電動シートが標準装備されずオプション扱いというのは全く残念だけど、とは言え充分な調整力を持った手動シートで好みのポジションに設定すると・・・あれ。メーターがステアリングに被る。。

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身長180㎝あって手足も長い事を自認するワタクシ、好みのシートポジションは低め。そしてステアリングも最低位置にして手前に寄せるのが定位置です。そのセッティングにしていざ走り出すとご覧の通り、ステアリングがメーターに被ります。これがどうにも気持ち悪く、ステアリングを渋々高めに設定するのですが、そうなればシートも上げなくてはならないハメに。大柄なドイツ人仕様なんでしょうか?にしても、もうちょっとメーターパネルを低く取り付けてくれたらいいのに。。

そしてそのメーターパネルと中央のナビ画面も高めに設定されている影響で、ミラーとの間隔が思った以上に狭く前方視界がちょっと窮屈な印象。

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とは言えこれも初見時に感じた事で、いざ慣れれば全く気にならない位のレベル。

そう言えば最近やたらとAピラーを前にせり出して寝かせるクルマが増えたと思う。見た目はカッコイイのかもしれないけど、お陰で前方斜め左右の視界にAピラーがばっちり干渉してきて最高に運転しづらい。例えばフィットとか。国産車に多い傾向だけどあれはホントに頂けない。

さすが走りを売りにするBMWだけあってそんな事はなくホッとした。

ちなみに後方視界↓

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まあ、、良くはないね。現愛車であるレガシィ(BP)は周辺視界がとっても良いだけについ比べてそう感じてしまう。が、現代のカーデザインからするとこれが普通なのかな。

その②へ続く↓

【BMW 118d Mスポーツ試乗】最後のFRコンパクトの超絶ハンドリングに酔いしれる。

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