BMW 試乗記

【新型BMW X3試乗】さすがはBMW!SUVなのに抜群の安定感と軽快な走りが素晴らしい。

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アンビエントライト

BMW X3 20dアンビエントライト

これもオプションなんですね。

アンビエントライトはダッシュボードや全席ドア上部、足元を妖艶に照らす室内演出灯。色も写真のブルーの他にブロンズ、オレンジ、白、グリーン、パープルと選択できます。

完全な贅沢機能ですが、あれば室内はかなりムーディになります。やらしい。

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新型X3のエンジン、走り、ハンドリング!

先進装備

主に内装に関わるオプション装備とは別に、新型X3には最近フルモデルチェンジを果たした5シリーズ譲りの先進的な機能が装備されています。まず何と言っても目玉はこれ。

レーン・コントロール・アシスト

ちょっと分かりづらいですが、ハンドル操作は全てクルマ自身が行っています。手は添えてあるだけ。

先日試乗したVWティグアンのレーンキープアシストシステムではドライバー自身の「ハンドル操作」が無いとシステムが解除される仕組みでしたが、BMWでは「ハンドルに触れていること」が作動の条件となります。つまり動画のように指一本どこかに触れていればシステムは維持される仕組み。この差は実に大きくて、高速道路でACCをオンにして指一本ハンドルに引っ掛けておけばかなりの時間クルマに運転を任せることが出来ます。

↓ステアリングのACCボタンのエリア、左上のハンドルマークのボタンを押し、

BMW X3 20d ACC

↓ディスプレイに緑色のラインが表示されれば認識OK。システムがハンドルを操作し始めます。

BMW X3 20dメーター

完全な手放し状態になると8秒ほどで警告が表示され、その後更に30秒経過するとシステム解除、ACCの場合は自動的に減速を始めました。

という事で、実際には軽く30秒くらいは完全な手放し運転も可能。

過信は禁物

高速道路ではジャンクションや出入り口など、車線が分かれる様な場面で頻繁に本線を見失い、分かれる車線の方に向かおうとしていた。

また、夕陽に向かって走るような逆光環境ではそもそもシステムが車線を認識出来ないか、認識出来てもすぐに見失う事がほとんどだった。

夜間はどうなのか試せていないし、↑写真のような単線区間ではどうも中央線に寄り気味な走行ラインを採ることが多く、対向車が怖い場面も。

晴れた日の日中、巡航環境で単一車線が続く環境ではほぼほぼ任せられるが、それ以外だとまだまだシビア。

とは言え、思わず「おおぉ!!」と唸ってしまうような、自動運転時代の幕開けを感じさせる機能ではあった。

これなら長距離移動もかなりラクになるでしょう。

パーキング・アシスト・プラス

BMW X3 20d ディスプレイ

フロント、リア、サイド、トップビューの表示や、障害物検知のPDC(パークディスタンスコントロール)、進路予想表示といった機能に加え、縦列・並列駐車を自動で行うパーキング・アシストプラスも装備。

ハンドルとアクセル操作をクルマが実行し、自動で駐車してくれるシステム。こちらは使い方がいまいち分からず、どこかでスイッチを押さねばならなかったようだがタイミングが分からず。。無念。

ところでトップビューカメラはとっても見やすくて感心した。他社のものだと画像に歪みがあったりつなぎ目があからさまだったり、どうにも見づらい代物だったりするけど、BMWはご覧の出来である。

本当に上空から撮影してるかのように、1枚の画像の中にクルマがある感じ。画像の処理が極めて丁寧と言うか、とっても良くできていて感心。

 

地味な部分だけど、使える機能になるか使えない機能になるかの大事な分かれ目。こういう所のクオリティを妥協しないのはさすが。

エンジン

BMW X3 20dエンジンルーム

搭載されるエンジンは・・

  • 2.0L直列4気筒ツインターボディーゼル
  • 最高出力   140kW/4,000rpm
  • 最大トルク  400Nm/1,750-2,500rpm
  • 0-100km/h加速 8.0秒
  • 燃費 17.0km/L

というスペック。

高速道路や、市街地、山道をほぼSPORTモードで存分に約200kmを駆け抜けた結果の実燃費は13.8km/Lでした。もう少し気を使った走り方をすれば14〜15kmくらいは走りそうです。

ディーゼルらしく低回転から盛り上がる豊かなトルクはやはり格別。ガソリンエンジン版を乗る機会があれば試してみたいですが、やっぱりSUVにはディーゼルが合う気がします。1,890kgの巨体を意識させないパワー。後半の伸びは無いですが、その分前半の盛り上がり方は気持ちいいの一言です。

0-100km加速が8秒というのは、同じく2L直4ディーゼルターボを積む1シリーズ、118dとほぼ同じ(8.1秒)なんですよね。約1.9トンのSUVがコンパクトハッチバックと同じ加速能力と言うのは、X3がスゴイのか、はたまた118dがスゴイのか。

ともかくその大きさからは想像出来ないグワッとした加速をします。病み付き。

交差点曲がってからの・・グワッ。

登りのヘアピン曲がってからの・・グワッ。

ディーゼルは低速域でも充分に楽しめるのが魅力です。どこまでも走っていきたい。

そして特筆すべきなのがその静かさ。さすがに車外にいると「あ、ディーゼルかな?」というエンジン音がしますが、車内に入りドアを閉めてしまえば高い静粛性が完全にエンジン音をブロック。かなり注意深く耳を澄まさないとディーゼルとは気づかないはず。

アイドリング時の振動もかなり低減されていて、ディーゼル特有の音とか振動はもう全く気にしなくてもいいレベルに抑えられています。

ハンドリング

BMW X3 20d風景

前後重量配分は伝統の50:50かと思いきや、車検証を確認すると、サンルーフの+30kgの影響なのか前後48:52とむしろリアが重い模様。

これはむしろFRベースのX3にとっては好都合なはずで、4輪ががっちり路面を掴んでいる感触とリアがしっかりグリップしながら前に蹴り出す感触は抜群でした。そしてこの、SUVとはまるで思えない安定感は一体なんなんだろうか。重心が低いと言うかなんというか。右に左に振れるワインディングを走ってみても上体が全然揺さぶられない感覚。

この傾向は末っ子のX1でも顕著で、X3はおまけにFRベースな訳で走りの気持ちよさは更に増している。ステアリングフィールはFRらしくまじりっけの無い透明でクリア。前後重量バランスが良い上に更に電子制御で常に4輪の回転数を細かく制御するから曲がること曲がること。xDrive恐るべし。

ディーゼルの豊かなトルクと相まって、登りのワインディングの気持ちよさは格別ですね。

確かに重さも感じるんだけど、その重ささえもどっしりとした安定感に繋がっているというか・・・。

ああ。やっぱりBMWは楽しい。運転して楽しいドライバーズカーなのだ。

操作性

コントロールユニット

BMW X3 20dコンソール

もうひとつ、ドライブに集中する上で大事なのがナビやオーディオ、各種機能の使い勝手。

前述したパーキング・アシストに関してはいまいち要領を得なかったものの、その他、システムの操作方法は極めて使いやすい。

既に自分がBMWユーザーであるアドバンテージを抜きにしても、よく考えられたシステムだと思う。基本的なコントロールはシフトレバー左にあるコントロールユニットで行う。加えてBMWの上位シリーズではディスプレイ自体がタッチパネルになっていることから同じ操作をディスプレイにタッチすることで行うことも出来る。

まず、写真のコントロールユニットの存在はとても大きく、これが無くてタッチパネルだけでの操作となると運転中はかなり煩わしく感じるはず。タッチパネルは物理ボタンがない分、自分がどこを触ろうとしているのか都度画面を確認しなければならず、頻繁に画面に視線を移動させる必要が出て来る。また、ダッシュボード上部に設置されたディスプレイに手をのばすのは物理的に遠い。

助手席の同乗者にとってはタッチパネルの方が直感的で操作しやすそうだが、こと運転者にとっては手元のコントロールユニットで操作出来る方が極めて使いやすいのだ。

この点、意外とタッチパネルのみで済ましてしまうクルマが多いのが残念。

マルチディスプレイ・メーターパネル

Audiで言う「バーチャルコックピット」、VWの「アクティブインフォディスプレイ」、デジタルメーターにもBMWらしい工夫が。

デジタルメーター初体験となったVWティグアン試乗時には「な〜んか見にくい、気持ち悪い」と感じたデジタルメーター。焦点が自然に合わないようなそんな不思議な感触があってどうも馴染めなかったのだけれど、BMWのデジタルメーターはなぜかスッと視界に入った。

フルデジタルなんだけど、な〜んか見やすい。

その秘密はこれ↓

BMW X3 20dメーター

デジタルメーターながら、各メーター部の外環リングは物理的に残してあるんです。この効果は抜群で、フルデジタルながら今までのアナログメーターと同じように自然に視界に入るような、自然と焦点が合うような、違和感が大幅に軽減されています。

実はBMWはこの「フルデジタルメーターの違和感」をどうにかしようと取り組んだらしく、その答えがこの物理リングだったよう。

確かに、リングがあるのと無いのとでは違和感の度合いがまるで違う気がします。こういう細かい所も全ては運転に集中するため、駆け抜ける歓びの為。

いやはや恐れ入りました。見事です。

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欲しいか?

そりゃあもちろん欲しい。しかしお値段700万〜800万円というのが現実的にはかなり厳しいという印象。

後日、X3から派生したクーペSUV「X4」にも試乗しましたが、全体的な印象はディーゼルの恩恵なのX3の方がよく、買うなら断然X3です。

BMWはインポーターの都合で低走行の中古車、いわゆる「未使用車」が大量に出回るメーカーとして有名です。調べてみると走行距離5,000km程度で乗り出し550万円位からありますが、、、まあ普通に高いですね。

にしてもホント「運転の楽しさ」を極めるBMWは素晴らしい。いつかはX3。乗ってみたいなぁ。

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