BMW 試乗記

【BMW X2試乗】圧倒的スタイリングと走行性能!軽快な都市型SUV!

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BMWのクーペタイプSUV、X2に試乗しました!

X2の登場でXシリーズラインナップは、X1〜X6まで全てが出揃いました。

乗用車モデルでは1シリーズから始まりついに8シリーズも登場。X系の最上シリーズは今の所X6が担っていますが、X7開発中の噂もあり今後の展開から目が離せませんね。

周知の通りBMWのラインナップは偶数ナンバーのモデルがクーペタイプです。ご多分に漏れずX2もX1から派生したクーペタイプのSUV、という事になってはいますが、X4やX6ほど分かりやすいクーペシルエットにはなっていません。

どちらかと言えばコンサバティブなX1に対して、X2は新たな層を狙ったエントリーモデル的な位置付けです。

そんな今もっとも熱いSUVはいかに。

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BMW X2ラインナップ

2018年現在のX2ラインナップは以下の通り。

X2 sDrive 18iStandard4,360,000円
M Sports X4,810,000円
X2 xDrive 20iStandard4,740,000円
M Sports X5,150,000円

2モデルに2グレードずつで全4種の選択肢。下位モデルのsDrive 18iは前輪駆動の2WDモデル、xDrive 20iが4WDモデルとなる。

今までのBMW Xシリーズのグレードでは「Standard」と、よりSUVライクな「xLine」、都市型SUVライクな「Mスポーツ」の3グレード展開が恒例だっただけに、X2の「MスポーツX」グレードはBMWとして初の試み。

さながら「xLine」と「Mスポーツ」のミックスバージョンといった所で、それを感じさせる特徴が随所に見て取れた。

今回試乗したのは、赤字で示した最上位モデルのX2 xDrive 20i M Sports X。

エンジンはいずれもガソリンエンジンでそれぞれのスペックは、

X2 sDrive 18i

  • 1.5L直列3気筒ツインパワーターボ
  • 最高出力 103kW/4,600rpm
  • 最大トルク 220Nm/1,480-4,200rpm
  • 0-100km/h加速 9.6秒
  • 燃費 15.6km/L

X2 xDrive 20i

  • 2.0L直列4気筒ツインパワーターボ
  • 最高出力 141kW/5,000rpm
  • 最大トルク 280Nm/1,350-4,600rpm
  • 0-100km/h加速 7.4秒
  • 燃費 14.6km/L

となっている。いずれもX1の18i、20iと同じエンジンが搭載され、よってエンジンスペックもほぼ同じ。しかし車重は18iで-20kg、20iで-40kgと共にX2の方が軽くなっていて、同エンジン・同スペックながら重量的にはX2の方がより有利であることが分かる。

BMWはどのモデルにもディーゼルエンジンをラインナップしており、遅れて市場投入されるのが恒例となっている。

X2にも遅かれ早かれディーゼルエンジンモデルが投入されるのではないかと大いに期待。

試乗車はX2 xDrive 20i M Sports X+デビューパッケージetc...

MスポーツX、迫力の佇まい。

今回の試乗車は最上位モデルのX2 xDrive 20i M Sports Xにオプションてんこ盛りにした特別仕様車。

デビューパッケージ ¥362,000

  • BMW ヘッドアップ・ディスプレイ
  • アクティブ・クルーズ・コントロール<ストップ&ゴー機能付>
  • 20インチホイール
  • Mリヤ・スポイラー
  • 電動フロント・シート(運転席&助手席、運転席メモリー機能付)

コンフォートパッケージ ¥110,000

  • オートマチック・テールゲート
  • フロントシートヒーティング(運転席&助手席)

セレクトパッケージ ¥186,000

  • 電動パノラマガラスサンルーフ
  • ラゲージパーティションネット
  • HiFiスピーカー・システム

3つ合わせて658,000円

レザーシートが唯一付いていないだけで、あとのオプションは全て装備されたほぼフル装備の豪華試乗車でした。車両本体が515万円+オプション65.8万円でトータル580.8万円の試乗車!

カラーはWEBやカタログ等々、あらゆる媒体でお馴染みのX2のイメージカラーである「ガルバニック・ゴールド」でした。

いざ試乗。X2 xDrive 20i MスポーツXのエクステリア・インテリア

それではエクステリアから早速チェック。

エクステリア

ガルバニック・ゴールド

一見ド派手な「ガルバニック・ゴールド」

ガルバニックゴールドはMスポーツXにのみ設定されるX2のキーカラー。かなり派手かと思いきや、実物を見るとそこまで奇抜な訳でもなく普通にいい色です。

が、他車ではあまり見かけない色なだけに街なかを走れば目立つことは目立ちます。プロモーションでも使用されているだけにX2のアグレッシブなイメージを良く反映した「らしい」色。

他にもMスポーツXのみに設定されるカラーは、

アルピン・ホワイト

サンセット・オレンジ

ガルバニックゴールドと合わせた計3カラーがMスポーツX限定色となる。個人的にはガルバニックゴールドやサンセットオレンジ等、派手目な色の方がX2のキャラクターとマッチしていて◎。アルピンホワイトの実車も見ることが出来たが少々淡白な印象だった。

限定色以外ではおなじみのメディテラニアン・ブルーやブラック・サファイア、新色でスパークリング・ストーム・ブリリアント・エフェクトという色も。

メディテラニアン・ブルー

スパークリング・ストーム・ブリリアント・エフェクト

サイズ

ホイールベースはX1と変わらず。

スリーサイズは、

  • 全長 4,375mm
  • 全高 1,535mm
  • 全幅 1,825mm

ホイールベースは2,670mmでX1と変わらずで、80mm短く、75mm低く、5mm幅広くなったのがX2。全高が75mm低くなったことでアイポイントもいくらか低くなっているはずで、いい意味でSUVっぽくなく、乗用車と変わらない視点や走りの鋭さを獲得していた。

最低地上高はX1の185mmに対してX2が180mm。これくらいのクリアランスがあれば例えば雪道走行時はSUVとしての性能を充分に発揮できるはず。

走行性能を高めながらもSUVとしての機能も失わない実に絶妙なサイズ設定。

5mm拡大したとは言え全幅の1,825mmも日本の道路事情にはマッチしたサイズで、狭い町中を走ってもいても特段窮屈に感じることは無かった。

スタイリング

ハッチバックのような鋭いサイドビュー。

SUVと言うよりハッチバックのクロスカントリー版のような出で立ちで、ベンツのGLAとか、ボルボのV40クロスカントリー的な佇まい。もしかしたら次期1シリーズは逆にX2をハッチバック化したようなスタイリングになるのではないか?と感じさせるほど低重心でいかにも「走りそう」なデザイン。

カッコいい!!!

フローズン・グレーのサイドシル、ホイールアーチも特徴的で、オプションの20インチホイールの見た目のインパクトは

BMWはどのモデルにも共通するデザインアイコン、ディテールを持たせてブランドイメージの統一を図るのが主な戦略で、X1もこの戦略に則ってデザインされていた。しかしX2には例外的に他のモデルには見られないディテールやデザイン処理がちらほら見受けられる。

例えばこのCピラーのエンブレム。

他のモデルには見られない珍しいポイント。

現在のラインナップでCピラーにBMWのエンブレムが入るのはX2だけ。

他にもフロントバンパーの形状やディテールも他モデルのMスポーツとは一線を画するデザインになっている↓

現ラインナップで最もアグレッシブな顔つき。

ホイールアーチ、サイドシルと同色のフロントバンパーや、逆台形ではなく正台形になったキドニーグリル。両フォグランプ下の三角形デザインなど、顔つきからして今までの「BMWファミリー」には存在しなかった印象が与えられ、若々しく刺激的でやんちゃ坊主的キャラクターを与えられている。このあたり、イメージキャラクターに香取慎吾を起用したのも納得、というか見事な人選であったと思う。

リアのディテールもこれまでのMスポーツ的なバンパー形状を踏襲しつつ、新たに「MスポーツX」らしい造形が施された印象。

ガルバニックゴールドは表情豊かで◎

Mスポーツのバンパーはほとんどが黒だった所を、xLine的にグレーのバンパーをミックスした所が斬新さを感じさせる一番のポイント。他シリーズより明らかにポップで新鮮な印象を与えます。

ちなみにこのフローズングレーのバンパーはドアシル部にも続いているという小憎らしい演出が↓

Mスポーツのドアシルプレートにはまだ新車時のフィルムが。

うーむ。見れば見るほどに若々しく健康的でありながら、攻撃的、刺激的な装い。

素直にカッコいい。

X1のどこかコンサバティブで落ち着いたカッコよさも好きだし、X2のイケイケ感も◎。

都会が似合うアーバンSUV。

クルマごとの個性の与え方というか、キャラクターづくりというか。そういう所はホントBMWは上手いなと。改めて感じました。

にしてもこのガルバニックゴールド。光の当たり方でグッと深みが増してとてもいい色ですね。他カラーの実車はまだ見れていませんがベストカラーかもしれません。

ちなみにいかにも「街」が似合いそうな都市型SUVですが、自然の中にいてもこれはこれで違和感なく風格の佇まいです↓

緑の中にガルバニックゴールドが映える。

街も似合えば、田舎も似合う。イケメンです。

インテリア

イエロー・コントラストステッチ

コクピットはこれまでのBMW的レイアウトをそのまま踏襲。

スイッチの位置、機能、シフト操作する方向、インフォテイメントの操作法などなど、ほぼ全てが既存のBMWのそれと同じ作りで、一介のBMW乗りとしては操作に気を取られる事なく安心して運転できました。

運転席まわりはFFレイアウトだけあって幾分ゆとりを感じる設計。FR車と比べればセンターコンソールの盛り上がりが少ない分、収納も多い印象。だが敢えて悪く言うならば緩慢というか、包み込まれるようなタイトさに欠ける印象があるにはある。

ディテールで特徴的なのは、フロア・マットのイエローの縁取りとインパネやシートのイエローステッチ↓

MスポーツX仕様のアルミニウム・ヘキサゴントリムとイエローコントラストステッチ

シートにも同様のイエローコントラスト・ステッチ

このイエロー・コントラストステッチはガルバニック・ゴールドに付属するのかと思いきや、どうやらMスポーツXは全カラーこの仕様らしい。

後席はFFレイアウトの恩恵そのままに大人4人が座っても充分な広さを確保している。

フロアマットの縁取りもさりげなくイエロー。

全体的にコンパクトな印象はあってもホイールベースはX1と変わらず、居住性に大きな差は感じなかった。

寸法を見る限りヘッドクリアランスがタイトになったのかな?と思いきや、ここもそう窮屈に感じることは無く、X4やX6のようにリアが傾斜するクーペスタイルを採らなかった事が幸いしている模様。

全体的に「狭い」という印象は皆無で使い勝手もかなり良さそうでした。

ラゲージルーム

容量は470L。

ラゲージルームも同様に「狭い」という印象は皆無。容量こそX1より少ないものの大抵の用途には充分事足りるはず。しかも荷室床にも収納が隠れていて◎↓

ランフラットタイヤの恩恵。スペアタイヤスペースが丸々収納になる。

例えば1シリーズなどは前後の重量バランスを考慮してか、この部分にバッテリーが所狭しと設置されていて収納に困ることが多々あった。

X2に関してはそこはトレードオフで、工具類やブースターケーブル等々、クルマに常備しておきたいグッズの収納場所として提供されている。

かなり機能的なつくり。正直羨ましい・・・

全面跳ね上げればご覧のようなスペースが出現。そのまま高さのある荷物をドカンと積載してもよし、床下にしまって隠してしまうも良し。しかも床部が跳ね上げた所できちっとキープされるのも◎。

各種アクティビティに活用するクルマとしては地味に大事なポイントかもしれない。

電動パノラマガラスサンルーフ

あったらいいけど無くてもいい贅沢装備。

どのメーカーもデビューパッケージには必ず装備するのがこのサンルーフ。チルトアップ機構付きで、前部のガラスだけを僅かに開けて熱気の逃げ道にも使えるし、日よけスクリーンを開ければ車内が明るくなるし、ガラスも開ければより開放的なドライブが楽しめるが・・。

これだけで車重が30kg増してしまうのは考えもの。しかもそれだけの重量物が車両最上部にプラスされてしまうのはバランス上、決していいはずがない。と言うことで、個人的にはサンルーフ否定派です。

と、繰り返し述べていますが、新モデルのデビューパッケージには必ずと言っていいほど付いてきますね。

確かに開放的で気持ちはいいのだけれど・・・無くてもいいかな。の代表格。

ただ、下取り・買い取り時の査定にはプラスです。

 電動フロントシート

おなじみのニーサポートも装備(手動)

こちらもデビューパッケージに含まれる電動フロントシート。

前後、角度、高さ、背もたれ角の8way調整と、合わせてサイドミラー位置も記憶するメモリー機能、そして手動シート版にも装備されるサイドサポートの強弱調整機能。

デビューパッケージ以外では単体の受注生産オプションとしてお値段128,000円、もしくはハイラインパッケージとしてレザーシートと合わせてお値段302,000円で装備できる。

上位モデルならば標準装備されるものが、下位モデルではオプション扱いになるのがBMWの戦略。

正直、高い。

デビューパッケージについてくるならまだしも、単体128,000円で装備する価値があるかと言えば・・・悩ましい所。

あればイイけど、別に手動でも8way調整出来るし全然問題ないよ!

というのがいち手動シートユーザーとしての感想である。

個人的にはシート角を最大限傾けて背中側に沈み込むポジションが好みなので、手動だろうと電動だろうとBMWの場合は◎

他メーカーでは稀に手動シート故に座面角調整が出来ないクルマもあって、その場合は譲れないポイントだったりする。

インフォテイメントシステム

ディスプレイは8.8型、タッチ操作対応に。

大型のディスプレイを装備する最新のボルボや、音声対応アシスタントを装備するメルセデスなどに比べるとBMWのインフォテイメントシステムはあまり進化が無いように思われる。が、実際はものすごく良くできているのがBMWのシステム。

ドライブ中の視線移動を極力少なくすべくダッシュボード最上部にディスプレイが搭載され、一見小さい画面も運転の妨げとならぬよう考慮されたサイズ。手元のコントローラーの使い勝手は秀逸だし、なおかつX2のディスプレイは上位シリーズよりサイズこそ小さいものの同じくタッチパネル対応となった。

手元にコントローラーが無く、タッチパネルだけで対応するクルマもたくさんあるが、そのパターンだと本当に操作がしづらく運転中は特に煩わしい。かと言って、コントローラーのみだと機能によっては直感的な操作が損なわれる場面もあるので、タッチパネルにも対応して欲しい。

その両方のいいとこ取りなのがこのシステム。

基本的には手元のコントローラーで操作するが、時によっては画面まで手を伸ばしてタッチパネル操作。という使い方がとても自然で試乗中もストレスなく使うことが出来た。

なにより「ドライブに集中出来るように」全てがデザインされ、インフォテイメントシステムはあくまでも「脇役」であってドライブに支障をきたす存在であってはならない。という思想が見て取れて好印象。名前を出して申し訳ないが、ティグアンなんかは酷いものだった・・・。

「ドライバーズカー」を標榜するメーカーではこうした思想でインフォテイメントシステムを装備している所が少なくなく、アルファロメオや国産ではマツダもBMWと似たシステムになっているのが興味深い所。時代の流れに乗って変にあれこれと機能を盛り込みすぎず、今後もこの方向で行ってくれることを願うばかり。

ちなみに、HDDナビも標準搭載されてはいるが・・・Googleマップの勝ち。これはもうメーカー・車種に関わらず、Googleのテクノロジーの勝利だろう。メーカーによってはナビの標準搭載を止め、Android・iOSとの連携強化に動いている所もあり、時代の必然。という感じ。

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