来たーーっっ!!!
ほぼ勢いで購入してしまったBMW 1シリーズのディーゼルエンジンモデル「118d」がついに納車されました。
登録済み未使用車という、ほぼ新車なのに認定中古車扱いのお買い得車を入手しました。走行距離はなんと30km弱。ほぼ新車じゃん。
自宅から徒歩で待ち合わせ場所の駐車場へ。晴天の下、船とトラックで遠路はるばる運ばれてきた青く光り輝くボディとついにご対面!待望のBMWライフのスタートです。
BMW 118d Mスポーツ・エストリルブルー納車!
エクステリア
カラーの選択はかなり迷いました、、というか未使用車狙いだったので選ぶ余地はほとんどありませんでしたが、このエストリルブルーにして良かった。他にエストリルブルーの車体を保有するBMWブロガーさんの記事も良く見ますが、みなさん揃って「いい色〜」という評価ですね。未使用車市場では圧倒的に白「アルピンホワイト」が多いですが、この鮮やかなブルーの実車を見てしまうと「白にしなくて良かった」とつくづく思ってしまいます。アルピンホワイトもいい色ですが、無難だし街中で良く見ます。今まで写真でしか見れなかったエストリルブルーですが、実車は想像以上に官能的で刺激的、そして街でほとんど見かけない!
納車されてからというもの、起床後はまずカーテンを開けて愛車を眺める日々。通勤はあまり距離がないので休日のロングドライブが待ち遠しい!!
にしてもほんっっといい色、いいプロポーション。一日中眺めていたい位の美しさ、カッコよさです。
そしてなんと言ってもこのサイドビュー。「最後のコンパクトFRハッチ」を体現するFRらしいロングノーズシルエット。最近ではVolvoがまるでFRユニットかのようにロングノーズを強調するデザインを採用していますよね。XC90、V90なんかはかなりノーズを強調したスタイリング。かつてはショートノーズ・ロングキャビンがトレンドでしたが、ここに来て原点回帰でしょうか。「FRっぽく見せる」のがスタイルとしてはカッコイイのかもしれませんが、この1シリーズは純粋にFR故のロングノーズです。スタイルとしてのロングノーズではなく、機構としてのロングノーズ。1シリーズのスタイリングで最も推したいポイントです。
そして夕暮れ時のこのキュラキュラ感・・・(´Д`)生唾もの・・。
実は購入した中古車販売店がちょうどキャンペーン中で通常5万円程するガラスコーティングがなんと無料サービスとのこと。しっかりと磨き作業も行った上に親水ガラスコーティングを行ってくれたようで、ボディのツヤ感が半端なくキレイです。特に夕暮れ時は陰影の「影」が強調されてクルマを撮影するにはもってこいの時間帯。ご覧のように写真写りが極めて良好でした。
撮影日は雨の翌日だったので、舞い散った黄砂がびっしりと付着していましたが、ボディの反射力のお陰で全く写り込んでいません(笑)コーティングすごい。なんだかCGみたいな絵ヅラですね。
リア真後ろから見ると後輪がグッとキャビンより張り出し、踏ん張っているような印象を与えるプロポーション。このお尻のモリモリ感も極めてGood!丈夫そうで踏ん張りの効く「FRらしい」見た目です。
Cセグメントのコンパクトハッチバックとは言え、前愛車のレガシィと比べると全長と全高こそ小さくなっているものの、全幅とホイールベースは実は大きくなっている。にも関わらず最小回転半径は若干縮小。確かに言われてみればレガシィより小回りが効く感じはする。FRだから??
大きすぎず小さすぎず、実にベストサイズ。ただ、短距離ならともかく、大人5人が乗るのはかなり厳しそう。後席は狭い。ま、そういうクルマじゃないけどね。
嬉しい誤算!コンフォートパッケージ装備!?
この車両、実は登録済み未使用車。故に、プライバシーフィルム工賃も含む全てコミコミの乗り出し価格は310万円。
装備されるオプションは「パーキングサポートパッケージ」のみ、とのことでした。
が、しかし!
いざ現車を見てみると・・・もうひとつオプション付いてる!!
パーキングサポートパッケージ
まずはパーキングサポートパッケージについて。
- リアビューカメラ(予想進路表示機能付)
- PDC(パーキング・ディスタンス・コントロール)
からなる、¥103,000円のオプションです。
PDCはリアの障害物センサーみたいなもので、障害物を検知すると画面表示と音による警告を発してくれるシステム。ってこれすらBMWはオプションなのね・・・。今どきの国産車にはほぼ標準装備だろうに、BMWはなかなかシビアです。
で、不思議な事に登録済み未使用車はなぜかこの「パーキングサポートパッケージ」を装備した車両がほとんどで、ご多分にもれずこの118dもしっかり装備。
本当はその他も付けたいオプションはあったけど、そこは装備を選べない未使用車。トレードオフで価格のバリューを取った訳ですが、なんと嬉しい事にもう一つオプションが装着されていました。
コンフォートパッケージ
- サーボトロニック(車速感応式パワステ)
- コンフォートアクセス(キーレスエントリー)
- ライトパッケージ
- 2ゾーンオートマチックエアコン
- ストレージパッケージ
からなる、税込み¥160,000円のオプションパック。
サーボトロニックは速度に応じてステアリングが重くなったり軽くなったりするパワステのアシスト。
「コンフォートアクセス」はいわゆるキーレスエントリー、「ライトパッケージ」はドア、室内、バイザー裏のバニティーミラー等にライトが追加されるオプション。「2ゾーンエアコン」はその名の通り左右独立式エアコン+後席エアアウトレット追加。電源ソケットやリアドアポケット、ラゲッジルームの収納ネットや、シート後ろのネットが装備されるのが「ストレージパッケージ」
サーボトロニックはともかくとして、他はまたしても「えっ、これもオプションなの・・・」と思わせる国産車なら当たり前に装備される内容。
特に「コンフォートアクセス」が無いと、エンジンはせっかくプッシュスタートなのに鍵はリモコン操作で開けなきゃならないという、実に不合理な状態に陥るので是が非でも標準装備して欲しいオプションだった。
まさかのおまけ
そうは言っても未使用車で安かったからしょうがない。無いならないで・・・と思っていたらなんとコンフォートパッケージも装備されていた。
納車後しばらくは知らずにリモコン操作でロックの開閉を行っていたのだが、「キーレスだったらラクなのになぁ、ほらこうしてポケットにリモコン入れたまんまでさぁ・・」とドアノブを握ってみると・・・開くではないか!
当然、閉まるではないか!!
もしやと思いエアコンを確認すると確かに2ゾーン、
そして後席にもエアアウトレットがあるし、リアドアにポケットが有るし、シート裏にネットが張られている。
ドアにもライトがあるし、電源ソケットもある!コンフォートパッケージ、ついてる!!
念のため販売店に確認してみると「ちょっと記録を調べてみます・・」の後、「はい!装備されてました!」との回答を得ました。これは何とも嬉しい誤算。販売店の方もよく確認しないで売り出していたんですかね?
気になって中古車情報サイトで他の未使用車をじっくり見てみると、「コンフォートパッケージ」の記載が無いにも関わらず写真を見る限り2ゾーンエアコンだったり、リアドアポケットが装備されている車両がちょこちょこ確認出来た。オプションの記載は結構アバウトらしい・・。特にディーラーではない中古車販売店だとBMWの複雑なオプション体系までしっかり追いきれてない傾向にあるのかもしれない。
サーボトロニック・・ついてる??
が、しかし。ひとつ気になるのがサーボトロニック。
高速になればどっしりと重たくなり、低速、例えば駐車時などはステアリングがスルスルと軽くなるパワステの便利機能なのだが、この作動をいまいち感じられない。
以前、ディーラーにて2日間試乗した際にはこの「高速で重く、低速で軽く」というサーボトロニックの効果を充分に感じることが出来たのだけど、、、この車両ではその変化を感じられない。
確かに高速道路を走る際には重たくなっている(ような)気がするけど・・・駐車時の切り返しではもっとスルスル軽くなった憶えがあるんだが・・・。サーボトロニックが付かない「コンフォートパッケージ」があるのだろうか・・。いや無いよな。
ちょっと新車保証がある内に近所のディーラーにて確認してみようと思います。
ディーゼルエンジン最高!!
118iと118dを比べて・・
そして念願の初ディーゼル。実は購入を決める直前にガソリンエンジンの118iにも店頭で15分ほど試乗させてもらったのだけれど、やっぱりディーゼルの118dに分があると感じた。
4気筒ディーゼルの118「d」を知ってしまった後に3気筒ガソリンエンジンの118「i」に乗ると、やはりパワー不足というか、重たい印象を受けてしまった。「ガソリンエンジンは高回転まで回す楽しさがある。」とは言うものの、3気筒エンジンの音は安っぽく、軽快に回るっちゃ回るが、「d」の気持ちいい加速感とは明らかに違う。唯一良い点は、ガソリンエンジンの方がディーゼルエンジンより約50kg程軽い事だろうか。故に、交差点を曲がる時でさえもヒラリと軽々曲がれる感じはした。ディーゼルもよく曲がるが、ガソリンの方がさらに軽く曲がれる印象はある。
ただ、逆に「50kg軽い」事で主に前輪回りの硬さ・跳ねを感じたのも事実。「あれ?こんなに硬かったっけ?」と言うくらい路面の凹凸が跳ね返ってくる。この点は「50kg重たい」ディーゼルの方がしっとり落ち着いて路面の凹凸をいなす感触がある。
そして何よりディーゼルのトルクフルな加速は最高。別に「強烈な加速フィール」とかそういう事ではないけど、とにかく「気持ちいい」加速をするのがこのディーゼルエンジン。最大トルクを1,500rpm〜3,000rpmという範囲で発揮してくれるから、坂道なんか全く意に介さずスルスル登っていくし、ちょっと踏めば過不足なく瞬時に速度を上げてくれる。
おまけに100km/hで巡航時の回転数は1,500回転ほどだから。恐ろしく燃費もいい。
118dと118iの比較、詳しくはこちらの記事を↓
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BMWのガソリンとディーゼルエンジン「118i」と「118d」を比較。
ヨーロッパメーカーのEV化が加速しているとは言え、現時点での主力は間違いなく内燃機関、エンジンであります。 我がBMWも ...
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長く乗ると118iもかなりいい車。バランスがイイ。
燃費は驚きの・・
慣らし運転を兼ねて高速道路を550km程ロングドライブした際の燃費はボードコンピュータ表示でなんと驚きの・・
26km/L
でした。
慣らし運転でまだ高回転まで回せないため、走行モードは終始ECO PRO設定し速度も100km/hを超えないようにクルーズコントロールで巡航していたので、さほど不思議では無いけど、にしても下手なハイブリットよりも断然いいんじゃないかという驚きの燃費でした。
その後、下道におりて更に100kmほど走行し、計650km程走った後の最終燃費は、ボードコンピュータ上で
21.7km/L
素晴らしい。これぞディーゼル。
BMWディーゼルの慣らし運転
ところで、BMWは慣らし運転を推奨しているようで取扱説明書にも「2,000kmに達するまでガソリンエンジンは4,500rpm、ディーゼルは3,500rpmを上限に」という記載がある。
で、「BMW 慣らし運転」で検索すると単純に2,000kmに達するまでのエンジン回転数上限を超えない様にするだけではなく、走行距離を細かく区分してエンジン回転数を徐々に上げていくやり方を発見。
検索1位のサイト「BMW CarLife」さんの記事を参考に、これのディーゼルエンジン版を作成するとこうなる↓
走行距離 | エンジン回転数上限 |
---|---|
〜300km | 1,500回転(速度100km/h以内) |
300〜500km | 2,000回転(速度110km/h以内) |
500〜1,000km | 2,500回転(以降速度適宜、超高速は避ける) |
1,000〜1,500km | 3,000回転 |
1,500〜2,000km | 3,500回転 |
2,000〜2,500km | 4,000回転 |
2,500〜3,000km | 4,500回転 |
ガソリンエンジン版のエンジン回転数からちょうど1,000回転引いただけ。そして速度上限については90km/hと100km/hだったところを100km/hと110km/hにしてみた。ディーゼルのトルクパワーだと1,500回転だと100kmくらい出ちゃうのよね〜。
この方法で先日は高速道路をまず常時1,500回転で300kmまで走行し、その後2,000回転に上げて500kmまで走行しました。今は上限を2,500回転までとする500〜1,000kmの所にいます。
出来るだけ「急」の付く運転は避けてますが、ついアクセルを踏んでしまったりクイッとハンドルを切ってしまったり。衝動を抑えるのに必死です(笑)
フルスロットル解禁が待ち遠しい!!!
いいお金の使い方をした。
にしても実にいい買い物が出来た。コンフォートパッケージが装備されているというまさかのラッキーパンチを抜きにしても、真新しいシートの香りがプンプン漂う(場合によっちゃ臭い)インテリアは新車そのもの。走行距離は30kmとのことだったけど、実際は23kmほどで当然ながらタイヤも新品、ボディはコーティングも手伝ってツヤピカ。
サーボトロニックの効き具合だけが少々気になるけども、エンジンのフィーリング、ハンドリング、ボディの剛性感、全てが最高に気持いいポイントにうま〜くチューンされている感触。上位の3シリーズ、5シリーズ、はたまた7シリーズにも採用されている8速ATが惜しげもなく搭載され、エンジン自体も3シリーズにも使われている型式のデチューン版。要はエントリーモデルとして作られたというより、上位シリーズで採用されているエンジンやらトランスミッションやらパーツやらをうまくダウングレードして出来たようなクルマである。
ステアリングを握る度にワクワクが止まらない。一日中走っていられる。もっと走りたくなる。思った通りそんな素敵なクルマでした。
好きなことにお金を使うということ。簡単なようで実はかなり難しい。自分の「好きなこと」を突き詰めて考える必要があるし、そこに思い切って資金を投じる決断も下さなくてはならない。その点で今回の買い物はとてもうまくいった。コストパフォーマンスも満足度も高く、とても有意義なお金の使い方が出来ました。
愛車の査定。下取り・買取価格。
ちなみに118d購入に伴って、それまでの愛車であったレガシィは街の買取店にて売却しました。さほど大きな所ではなかったですが、全国チェーンにも加入している店舗でした。
まずは、ディーラー試乗時に査定してくれた下取り価格を参考に、ネット一括査定にトライ。数社に見積もりを出してもらい下取り査定額を参考に交渉。
更に、その交渉額を携え街なかの買取店を数店回って交渉した結果、最も高い値を付けてくれた店舗にて売却しました。
その金額約60万円。
確かに、6MTであったり高グレードであったりと、セールスポイントはあったものの、国産で10万キロ突破した10年落ち車にしてはだいぶいい値段が付きました。とにかく一社に絞らず根気よく比較検討するのが大事ですね。まずはネットの一括買取査定からやってみて、愛車の市場価値を知る所からスタートするのがベター。
やはりディーラー下取りより買い取りの方が良い値が付く事が多いみたいです。
結構馬鹿にならない金額。思わぬ安売りをしないようにしたいですね。